ファミレスのバイトを始めると、写真付きの分厚いメニューを渡されて「覚えておいてね」と言われ、初シフトは数日後、ということがよくあります。鬼のように品数が多いメニューを早く覚えるコツは、何度も読み返すのをやめて、思い出す練習(リトリーバル)に切り替えることです。メニューを写真に撮り、MenuFlashcardsのようなアプリでフラッシュカードと小テストにすれば、カードを手書きせずに、料理・セット・ドリンクを一品ずつ思い出せるようになります。現在iPhoneで先行アクセス中です。
居酒屋の覚え方と基本は同じで、こちらはファミレス版です。お酒中心のお店なら居酒屋のメニューを早く覚えるアプリと勉強法も参考にしてください。
なぜ読み返すだけでは覚えられないのか
メニューを繰り返し読むと「見れば分かる」状態にはなりますが、テーブルでお客様に「これは何が入っていますか?」と聞かれた瞬間に出てこないことが多いです。必要なのは、見て分かる力ではなく、自分から思い出す力です。米国国立医学図書館に掲載されたリトリーバル練習の研究では、自分でテストするほうが、ただ読み返すよりも長期的な記憶に残ると報告されています。だから答えを隠して、口に出して言ってから確認します。
ファミレスのメニューが大変な理由
ファミレスは、ほかの飲食店よりも覚える量が多くなりがちです。ジャパンガイドの解説によると、多くのファミレスは朝から夜まで通し営業で、モーニング、ランチ、グランドメニュー、季節メニューと、時間帯ごとに別のメニューを持っています。さらに最近はほぼ全店がテーブルにタッチパネルの注文端末を置いていて、メニューには一品ずつ写真が付いています。覚える対象が多いぶん、写真をそのままカード化できる方法が効いてきます。
一品ずつ「丸ごと」覚える
名前のリスト、付け合わせのリスト、と別々に覚えるのは効率が悪いです。接客では一度に全部必要になります。カード一枚につき一品、答えはその料理を「丸ごと」にします。
| 覚える項目 | 例 |
|---|---|
| 料理名 | 例: ハンバーグステーキ |
| 主な材料 | 牛豚合いびき肉、デミグラスソース |
| 付け合わせ・提供方法 | ライスかパン、スープ付き |
| アレルゲン | 小麦、乳、卵を含む |
| ドリンクなら作り方 | ドリンクバーの場所と種類 |
料理名から内容まで言えるように、名前を見て思い出す向きで練習します。
セットとドリンクバーも覚える
ファミレスは単品よりセットの注文が多いので、セットの構成も覚えておきます。どの料理にライスやスープ、サラダが付くのか、ドリンクバーやデザートを追加できるのかを、料理と同じカード形式にします。お客様の質問は「これってサラダ付きですか?」「ドリンクバーは付けられますか?」が多く、ここを即答できると会計やオーダーが一気にスムーズになります。
アレルゲンは特に重点的に
アレルゲンはお客様の健康に関わるので、最優先で覚えます。日本では表示が義務付けられた特定原材料があり、消費者庁の制度を解説した研究によると、えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8品目が義務表示で、ほかに20品目が推奨表示です。どの料理にこれらが含まれるかを練習し、ソースやデミグラスなど見えにくいところに隠れていることも意識します。分からないときは推測せず、必ず厨房に確認してください。
短時間を複数回に分ける
一夜漬けは避けましょう。間隔をあけた学習(スペーシング効果)の研究によると、同じ練習量でも複数の短いセッションに分けたほうが、一度にまとめてやるより記憶に残ります。10分の小テストを一日に数回行うほうが、前夜に1時間メニューを眺めるよりずっと効果的で、シフトの合間にもこなせます。
比較表: MenuFlashcards、Quizlet、Anki、紙
特定のメニューを覚えたい店員にとって、各ツールはこう比較できます。
| 選択肢 | 向いている用途 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| MenuFlashcards | 飲食店のメニュー暗記 | 写真1枚が完成したデッキに、アレルゲン練習付き | 先行アクセス、まずiPhone |
| Quizlet | 一般的な学習セット | 有名、無料、複数の学習モード | カードを1枚ずつ手作り |
| Anki | 長期の間隔反復 | 強力なスケジューリング、無料 | 設定が難しく、短期には遅い |
| 紙のカード | 小さなメニューと十分な時間 | アプリ不要 | 書くのに時間、小テストなし |
QuizletもAnkiも良いツールですが、今日のメニューの写真をシフト前のデッキに変えるために作られてはいません。それがまさにここで必要な作業です。
最初の一週間の進め方
- メニューを撮影してデッキを作る。
- 注文の多い10品から、丸ごと言えるまで練習する。
- セット構成とドリンクバーを同じ形式で覚える。
- 時間帯別メニューはシフトに入る時間帯から先に覚える。
- アレルゲンを最後にもう一度練習する。
まとめ
ファミレスのメニューは品数が多くても、一品ずつ丸ごと、思い出す練習で、短時間を分けて、アレルゲンを重点的にやれば早く覚えられます。MenuFlashcardsは写真からデッキを作って小テストにしてくれます。先行アクセス中なので、リストに登録して、公開時に無料デッキから始めてください。

